相続の資格の比較|相続に関するおすすめの資格を紹介

相続マーケットを開拓するために相続に関する資格を取得する営業マンは少なくありません。特に生命保険の営業マンや不動産の営業マンは相続税対策として保険や不動産を販売することができますので、相続の資格を取得して相続マーケットを開拓することができれば営業成績が飛躍的に伸びるでしょう。しかし、相続関連の資格は数多くあり、どの資格を取得すれば良いかわからず、悩まれている方もいらっしゃると思います。

こちらのページでは相続に関する資格を比較します。営業成績を伸ばしたい生命保険の営業マンや不動産の営業マンにおすすめの資格についてもご紹介しますので、相続の資格で相続マーケットを開拓して売上を伸ばしたい方はご参考にしてください。

1.相続の資格の比較

相続に関する資格を9つご紹介します。なお、各資格の内容や受講料は2019年10月1日にWebから収集した情報となります。

相続の資格①相続士

相続士とは税理士、司法書士、弁護士、行政書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、ファイナンシャルプランナーなどの専門家とネットワークを組み、お客様に相続に関するアドバイスや支援をおこなうことができる資格です。相続士資格の受験料は32,400円です。テキストや問題集は書店などで別途購入する必要があります。登録料は10,000円、月会費は1,000円です。5年毎に更新料として10,000円がかかります。

相続の資格②相続診断士

相続診断士とは相続に関する広く多岐にわたる問題を理解し、お客様の相続診断ができる資格です。相続診断をすることで問題点が明確になりますので、問題に合わせて税理士、司法書士、行政書士、弁護士などの専門家へ繋ぐ役割も担います。相続診断士の受験料は37,800円です。試験に落ち、再度試験を受ける場合は16,200円を支払う必要があります。2年毎に更新料として16,200円がかかります。

相続の資格③遺言執行士

遺言書を書いた人の意思を実現するために相続に関する手続きをおこなう人を「遺言執行者」と言います。遺言執行士とは遺言執行者として遺言書に記載されているとおりに正確・迅速に手続きを執行するための知識や技能を有していることを示す資格です。遺言執行士の受験料は7,000円です。オンラインで試験を受けることができます。

相続の資格④事業承継士

事業承継士とは事業承継に関するノウハウを理解し、お客様が事業承継をする際に支援ができる資格です。事業承継士の講座を受講するには中小企業診断士、税理士、公認会計士、弁護士、司法書士、社会保険労務士、行政書士、不動産鑑定士など、事業承継協会の認めた国家資格保有者、又はそれと同等の知識と能力があると判断される方に限ります。講座の受講料は300,000円、認定試験の受験料は9,000円です。

相続の資格⑤相続カウンセラー

相続カウンセラーとは相続の現場で活かせる知識を身に付け、お客様の相続手続きの支援ができる資格です。相続カウンセラーの受験料は35,000円、初年度の年会費は無料ですが、2年目以降は年会費として10,000円を支払う必要があります。試験に落ち、再度試験を受ける場合は10,000円がかかります。

相続の資格⑥終活カウンセラー

終活カウンセラーとは終活に関してカウンセラーとして相談者のお悩みを聞き、課題を洗い出すことができる資格です。また、課題解決のためにどの専門家に連絡をすべきか判断し、アドバイスします。初級終活カウンセラーの受験料は9,970円、会員登録料は400円です。

相続の資格⑦相続アドバイザー

相続アドバイザーとは銀行業務検定の1つとして実施されている検定試験です。相続に関する民法の規定、相続税の計算方法、銀行口座の解約手続き、不動産登記の方法などについて学ぶことができます。相続アドバイザー3級の受験料は4,320円です。

相続の資格⑧事業承継アドバイザー

事業承継アドバイザーとは事業承継について総合的で専門的なアドバイスができる資格です。事業承継をおこなう会社の企業価値を把握し、事業承継の計画を立てます。相続アドバイザー3級の受験料は4,320円です。

相続の資格⑨相続知識検定マスター

相続知識検定マスターとは相続に関する基本的な知識を学べる資格です。相続人・相続分・課税の有無などを判断でき、遺言書を作成できるようになります。相続知識検定マスターの受験料は54,000円です。試験に落ち、再度試験を受ける場合は5,400円がかかります。

2.相続のおすすめの資格

相続に関する資格を取得して、相続マーケットを開拓したいのであれば相続財産再鑑定士がおすすめです。相続財産再鑑定士とは相続税申告が終わった方に相続税を納め過ぎている可能性があることをお伝えし、納め過ぎた相続税が戻ってくるように再鑑定の専門家との橋渡しをする役割を担います。そして、戻ってきたお金で相続人が次の相続の税金対策を講じるお手伝いをします。特に生命保険や不動産の営業マンにおすすめの資格です。

納め過ぎた相続税を返金してもらうことを「相続税還付」と言います。国税局の統計情報によると、平成28年度の還付金額は全国で13億4,200万円に上ります。

相続税還付に成功すると1千万円以上のお金が戻ってくることも少なくありません。しかし、戻ってきたお金をそのまま現金で所有していると次の相続の際に多額の相続税が課税されてしまうおそれがあります。そのため、生命保険や不動産などを活用した相続税対策の提案が受け入れてもらいやすくなります。また、相続税還付に成功したことで信頼関係ができていますので、相続税対策以外の案件に発展することも少なくありません。

なぜ相続税を取り戻すことができるかというと税理士によって相続税の金額が異なるからです。相続財産の評価の算定は難しく、特に不動産の評価は一筋縄ではいきません。土地や建物は一つとして同じ形のものはなく、利用方法も千差万別です。そのため、税理士によって相続税評価額が大きく異なってしまうのです。相続税還付について詳しく知りたい方は「相続税還付とは」をご覧ください。

相続の資格で営業成績を伸ばしたい方は相続財産再鑑定士の資格を取得されることをおすすめします。相続財産再鑑定士が選ばれる理由や相続財産再鑑定士の資格を取得することで売上を伸ばした事例については下記のページ一覧をご覧ください。

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・相続税申告マニュアル
・生命保険マニュアル
・税務調査対策マニュアル
・相続税還付マニュアル

営業マンにおすすめの相続の資格

相続の資格を取得して相続マーケットを開拓したいのであれば相続財産再鑑定士がおすすめです。特に売上を伸ばしたい保険・不動産の営業マンにおすすめの資格です。

相続税の教科書

佐藤和基税理士事務所では、相続税に関する知識やノウハウについてまとめた「相続税の教科書」というサイトを運営しています。